核燃機構、もんじゅの蒸気発生器伝熱管設置許可申請書を書き直して提出

　原子力安全・保安院は核燃料サイクル開発機構に対し、平成１３年１２月１１日付けで、もんじゅの蒸気発生器伝熱管設置許可申請書の記載内容を訂正するよう文書による指導を行っていたが、１２月１３日付けで核燃機構からの申請書の補正申請を受理したと公表した。
　核燃機構が当初、申請書の追加資料として提出した報告では、蒸気発生器の伝熱管が損傷して漏水した場合の高温ラプチャ（破裂）発生可能性の評価について、（１）実際の伝熱管肉厚、（２）膜沸騰が起こった場合の熱伝導率を考慮に入れずに安全性評価を行なっており、これらの点を考慮に入れた再評価の結果、漏水検出の方法によっては高温ラプチャが起こる可能性があることがわかったため、原子力安全・保安院では漏水検出について具体的な方法を明記するよう求めていた。【原子力安全・保安院】