一般財団法人環境イノベーション情報機構
東海第二発電所で出力低下
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.12.12 【情報源】原子力安全・保安院/2001.12.10 発表
平成13年12月10日、日本原子力発電(株)東海第二発電所(沸騰水型、定格出力110万キロワット)で、電気出力が一時約71万5千キロワットにまで低下したとの報告が、同社から原子力安全・保安院に対してあった。日本原子力発電からの報告によれば、原子炉水位が低下したことが今回の出力低下の原因。
東海第二発電所では10日に2台あるタービン駆動原子炉給水ポンプのうち1台の封水出口配管から蒸気漏えいが見つかっており、原子炉水位の低下は漏えい部分の補修を行うため、電動駆動原子炉給水ポンプへの切り替えを行っていた時に起こった。
なお、外部に対する放射能の影響はなく、非常用炉心冷却系(ECCS)の作動もなかったという。【原子力安全・保安院】