一般財団法人環境イノベーション情報機構
07年の地球全体と日本のオゾン層状況報告書 公表
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2008.04.24 【情報源】気象庁/2008.04.23 発表
気象庁は2007年の地球全体と日本のオゾン層の状況をまとめた「オゾン層観測報告:2007」を08年4月23日までにまとめた。地球全体のオゾン層の長期的な傾向としては、オゾン全量(注1)の減少が、1980年代を中心に減少が進み、現在も少ない状態が継続している。
07年のオゾン全量の全球分布は、殆どの地域で参考値(注2)より少なかった。
南極のオゾンホールの規模の変化については、長期的にみると、拡大傾向が緩やかになってきているものの、依然として大きい状態が続いている。
日本国内に関しては、国内3地点(札幌、つくば、那覇)の観測から日本上空のオゾン全量は1980年代から1990年代半ばにかけて減少したが、これ以降はほとんど変化がないか、緩やかな増加傾向がみられるとしている。【気象庁】
(注1)ある地点の上空のオゾン総量
(注2)1979〜1992年の平均値