一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

道路についての社会実験15事例の結果を検証

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.11.29 【情報源】国土交通省/2001.11.27 発表

 国土交通省道路局では、平成11年度から、渋滞対策や地球温暖化対策のために、相乗り交通需要マネジメント(TDM)など、新しい道路施策について社会実験を実施しているが、このたび、平成11年度の実施6地域と12年度の実施9地域について、実験実施結果の「総括」をホームページに掲載した。
 「総括」では、社会実験の事例を(1)道路空間の使い方、(2)物流・駐車対策に関する実験、(3)レンタサイクルなど自転車利用環境の向上実験、(4)自動車の共同利用実験、(5)TDM(交通需要マネジメント)など公共交通機関の利用促進に関する実験−−の5つのジャンルに分類し、(一)検証項目と結果、(二)施策導入効果、(三)合意形成、(四)施策成立可能性、(五)利用条件や改善課題の把握、(六)本格実施の可能性−−の6つの視点から内容を検討している。
 なお、実験の結果としては、大都市中心部で路上駐車対策や荷さばき対策が渋滞の解消に役立つことが検証された。一方、レンタサイクルについては採算性の確保面で、自動車の共同利用については採算性・運用体制確保・車両共同利用に関する煩雑な許認可手続きなどで、課題があることがわかったほか、TDMでは公共交通への転換が確認されたものの、実験の規模が小さかったため、渋滞緩和効果の検証に至らなかったとの評価がなされた。【国土交通省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク