一般財団法人環境イノベーション情報機構
中電・浜岡原子力発電所1号機で漏水箇所を特定
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.11.27 【情報源】原子力安全・保安院/2001.11.26 発表
原子力安全・保安院は、中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機で平成13年11月9日に原子炉圧力容器下部と制御棒駆動機構ハウジング(駆動機構を収めるステンレス製のケース)貫通部付近からの水の漏えいが発見されたことに関連し、中部電力が行っていた漏えい部分の特定調査の結果を公表した。調査の結果、漏えいがおこった場所は、制御棒駆動機構ハウジングを覆って保護・固定する「スタブチューブ」と呼ばれている部分と原子炉圧力容器との溶接部分であることが確認された。スタブチューブはインコネル(ニッケル合金)製。
なお、原子力安全・保安院と中部電力では、今回特定した部分の詳細調査を引き続き実施し、具体的な原因究明を進め、再発防止策を講じていく予定。【原子力安全・保安院】