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環境ニュース[国内]

昭和基地、2か月連続で月別平均オゾン全量の最少値記録

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2001.11.22 【情報源】気象庁/2001.11.20 発表

 気象庁では、札幌、つくば、鹿児島、那覇の国内4地点及び南極の昭和基地で、上空のオゾン量の観測や地上に到達する有害紫外線の強度の観測を行っており、その結果を毎月1回発表している。2001年10月の国内4地点の上空における月平均オゾン全量(ある地点の上空にあるオゾンの総量)は、札幌、鹿児島、那覇の3か所で並、つくばで多かった。
 また昭和基地では、10月の平均値として観測開始以来最も少ない値である154ミリアトムセンチメートルを記録した。昭和基地では9月にも月ごとの平均値として観測開始以来最も少ない値を記録しており、2か月連続で記録を更新したことになる。
 また、米国航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布の結果では、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果、「南極大陸とその周辺地区」で10%を超えるオゾン総量の減少がみられ、特に西経20度から東経70度付近の南極大陸沿岸部では40%近くオゾン総量が減少している地域があった。【気象庁】

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