新規化学物質試験方法・変異原性試験改訂案への意見募集結果を公表

　環境省、厚生労働省、経済産業省では、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律（化審法）」に基づき届け出された新規化学物質の試験や、指定化学物質の有害性調査を実施する際に必要な変異原性試験のうち、「げっ歯類を用いる小核試験」の試験方法の改正案についての意見募集を実施していたが、このたび、寄せられた意見２７件に対する３省の対応や考え方について取りまとめ、公表を行った。意見により、文章を修正する必要があると認めたものは
修正し、改正最終案に反映させている。
　なお、寄せられた意見の中には「動物実験そのものに反対」とした意見も数件あったが、３省としては、「新試験法はＯＥＣＤの試験方法ガイドラインによっているが、ＯＥＣＤでも動物愛護を配慮した試験方法の開発について議論されているので、日本でもその趣旨を踏まえて取り組みたい」との回答を示している。【環境省】