一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本の気候に即し、安全・環境面で優れた”たたみ”をアピールする報告書公表
【ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2001.11.20 【情報源】農林水産省/2001.11.20 発表
農林水産省では、「いぐさ・たたみを考えるフォーラム21」の議論を踏まえ、いぐさ・たたみの機能や効用を見直し、その需要拡大に向けた報告書、提言、アピールをとりまとめた。たたみ表をはじめとするいぐさ製品は、日本の自然・風土の中で育まれ、日本人の生活に欠かせない役割を果たすとともに、日本の伝統文化を支えてきた。しかし近年は、生活様式の洋風化によりたたみの需要が減り、いぐさの産地も大きな影響を受けている。
報告書では、たたみについて、日本の気候に即した保湿性、湿度調節機能や、精神的な安らぎ感、有害化学物質の吸着性などの安全・環境面で優れた機能があることを強調しており、このうち、有害化学物質の吸着性については、アセトアルデヒドを2時間で4割減少、二酸化窒素を1時間で9割減少させた実験結果が報告されている。
報告書では更に、環境・安全性に優れたたたみの良さをアピールするためには、着色剤や防虫剤などの化学物質を使用しないなど、消費者のニーズに生産者側が応えていくことが必要であるとも指摘されている。【農林水産省】