一般財団法人環境イノベーション情報機構
東電が保安院に提出 柏崎刈羽原発の中越沖地震・余震観測データ分析報告書
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.08.23 【情報源】原子力安全・保安院/2007.08.22 発表
東京電力(株)は平成19年8月22日、新潟県中越沖地震の余震に関する柏崎刈羽原発の観測記録分析報告書を原子力安全・保安院に提出した。新潟県中越沖地震は19年7月16日、柏崎刈羽発電所から約9キロメートル離れた新潟県中越沖を震源として、マグニチュード6.8の規模で発生した地震。当時柏崎刈羽原発の1号機、5号機、6号機は停止中だったが、運転を行っていた2号機、3号機、4号機、7号機は自動停止した。
今回の報告は19年7月30日に、東電が保安院に提出した本震に関する地震観測データ分析報告書に続く第2報。本震データのうち、1・5号機の地盤の観測記録が消失していることなどから、東電ではこの余震データを消失した記録を補足するために活用するとしている。
なお、報告を受けとった保安院も、第1報・第2報の報告を専門家の意見を聴きながら厳正に評価していくとしている。【原子力安全・保安院】