一般財団法人環境イノベーション情報機構
静岡県御前崎市でのプルサーマルシンポジウムのプログラム決定
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.08.16 【情報源】原子力安全・保安院/2007.08.16 発表
資源エネルギー庁と原子力安全・保安院の主催で、2007年8月26日に御前崎市民会館(静岡県御前崎市)で開催されるプルサーマルシンポジウムのプログラムが、07年8月16日までに決定した。プルサーマルは、プルトニウムとサーマルリアクター(軽水炉)の2つの言葉を合わせた造語で、使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウラン燃料を混ぜたMOX燃料を軽水炉で利用することを指す。
今回のシンポジウムは、中部電力(株)が2010年度までをめどとして計画している浜岡原発4号機号機でのプルサーマル実施計画に関連して、国が07年7月4日に同号機の原子炉設置変更許可を行った機会を捉えて、浜岡発電所立地地域の人々にプルサーマルについて理解を深めてもらうことが目的。
プログラムは、中西宏典・資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課長による「プルサーマルのエネルギー政策上の必要性について」の説明、森山善範・原子力安全・保安院原子力発電安全審査課長による「浜岡原子力発電所4号炉でのプルサーマル実施に係る原子炉設置変更許可について」の説明のほか、「プルサーマルの必要性及び安全性」をテーマにしたパネルディスカッションから構成されており、パネルディスカッションには、コーディネーターを務める科学ジャーナリストの中村浩美氏のほか、出光一哉・九州大学大学院工学研究院教授、舘野淳・元中央大学商学部教授、伴英幸・原子力資料情報室共同代表、山名元・京都大学原子炉実験所教授らが参加する。
なお、このシンポジウムへの参加申し込みはすでに締め切られているが、開催当日にインターネット・ライブ中継が実施される予定。【資源エネルギー庁,原子力安全・保安院】