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環境ニュース[国内]

新潟県中越沖地震時で柏崎刈羽原発に想定以上の揺れ 保安院が東京電力に分析要請

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.07.17 【情報源】原子力安全・保安院/2007.07.17 発表

 東京電力(株)柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市)1号機、5号機、6号機の原子炉建屋基礎版上で観測された「新潟県中越沖地震」による地震動最大加速度が、設計時に想定した最大値を超えていたことが平成19年7月17日に東京電力から発表された。
 新潟県中越沖地震は7月16日、柏崎刈羽発電所から約9キロメートル離れた新潟県中越沖を震源として、マグニチュード6.8の規模で発生した地震。この地震により、同発電所2号機、3号機、4号機、7号機は自動停止している(注1)。
 東電の発表によると、1号機、5号機、6号機ではそれぞれ、南北方向で最大311ガル、277ガル、271ガル(設計時に想定した最大値:274ガル、249ガル、263ガル)、東西方向で最大680ガル、442ガル、322ガル(同:273ガル、254ガル、263ガル)、上下方で最大に408ガル、205ガル、488ガル(同:3基共通で235ガル)の地震動を記録。5号機の上下方向を除くすべてについて設計時に想定した最大値を上回っていた。
 なおこの公表内容を受け、原子力安全・保安院は東電に対し17日中に、(1)「新潟県中越沖地震」時に取得された地震データの分析、(2)「新潟県中越沖地震」に対する重要設備の耐震安全性の確認−−を指示。また、現地の原子力保安検査官と本省からの派遣職員が、今回の地震による柏崎刈羽原発への影響を徹底調査する方針をあきらかにした。【原子力安全・保安院】

(注1)柏崎刈羽発電所1号機、5号機、6号機は当時、いずれも停止中だった。

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