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環境ニュース[国内]

浜岡5号機が出力降下 信号トラブルで

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.07.06 【情報源】原子力安全・保安院/2007.07.05 発表

 調整運転中の中部電力(株)・浜岡原子力発電所5号機で、平成19年7月5日午前8時58分に、4系統ある原子炉全体の平均的な出力を計測するモニタ(原子炉平均出力モニタ)のうち、(B)系について動作不能の警報が発生するトラブルが発生した。
 同社は「原子炉施設保安規定(注1)」に定める運転上の制限からの逸脱を宣言した後で、トラブルのあったモニタの信号除外を許容し、運転上の制限内にいったん復帰したが、その後にトラブルの原因調査を進める中で、除外が許容されていない「炉心流量急減」信号の1つも合わせて除外されていることが判明したため、ふたたび運転上の制限からの逸脱を宣言するともに、同日午後0時40分に原子炉熱出力を75%未満まで降下させた。
 このトラブルによる外部への放射性物質の影響はないという。【原子力安全・保安院】

(注1)原子炉等規制法第37条第1項に基づき、原子炉設置者が原発の安全運転を行う上で守るべき事項を定めた規定で、国の認可を受けている。浜岡原発の原子炉施設保安規定は4系統の原子炉平均出力モニタが動作可能であることを要求しているが、点検などに伴い、1系統の信号を除外することを許容している。

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