一般財団法人環境イノベーション情報機構
中部電力浜岡原子力発電所1号機で蒸気配管が破断
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.11.08 【情報源】原子力安全・保安院/2001.11.08 発表
平成13年11月7日、中部電力(株)浜岡原子力発電所1号機(沸騰水型、定格出力54万キロワット)で、原子炉の非常用冷却系の一部である「高圧注入系(HPCI)」の定期試験を実施していたところ、午後5時2分、高圧注入系から余熱除去系熱交換器に分岐している蒸気配管の曲がり部が破断。原子炉建屋内に放射能を帯びた蒸気が漏えいし、高圧冷却系が自動停止した。中部電力では原因調査のため、11月7日午後6時20分から原子炉の出力降下を開始、11月8日午前0時1分に原子炉を停止するとともに、原子力安全・保安院に対しこの件についての報告を行った。
原子力安全・保安院によると、今回のトラブルは国際原子力機関の国際事故評価尺度で「レベル1」。外部への放射能の影響はないという。 【原子力安全・保安院】