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環境ニュース[国内]

アスベストによる06年度労災保険支給決定件数、1,796件に 

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.05.28 【情報源】厚生労働省/2007.05.25 発表

 仕事を通じアスベスト石綿)にさらされたことが原因で肺がん・中皮腫にかかったとして、2006年度中に労災保険給付が請求された件数が1,715件にのぼり、同じく06年度中に1,796件について労災保険の支給が決定されていた(注1)ことが、厚生労働省の07年5月25日付け発表であきらかになった。
 請求があった1,715件中、肺がんでの請求は880件、中皮腫での請求は835件で、給付決定分の1,796件中では、肺がんは790件、中皮腫は1,006件だった。
 都道府県別の請求件数は、東京都の217件、大阪府の208件、兵庫県の165件、神奈川県の131件が多く、支給決定数も、東京都の243件、大阪府の211件、兵庫県の176件、神奈川県の160件の順に多かった。
 一方、アスベスト救済法に基づく特別遺族給付金(注2)の請求件数は1,453件で、うち882件が給付決定されていた。【厚生労働省】

(注1)決定件数には06年度に請求されたもの以外も含まれている。
(注2)01年3月27日以降に死亡した労働者の遺族は、労災保険法に基づく遺族補償給付の支給対象となるが、06年3月27日以降に労災保険法の時効(5年)に達した場合は、労災保険給付が受けられなくなる。
この救済措置として、アスベスト救済法により設けられた特別遺族給付金は、01年3月26日以前にアスベストを原因疾患疾病により死亡した労働者の遺族で時効により労災保険法に基づく遺族補償給付の支給を受ける権利が消滅した人を支給対象としている。特別遺族給付金の申請・相談先は、労働基準監督署。

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