一般財団法人環境イノベーション情報機構
原子力発電施設のトラブル2件を国際評価尺度に基づき評価
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2001.11.02 【情報源】原子力安全・保安院/2001.11.02 発表
平成13年10月31日、総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会INES(原子力施設のトラブルに対する国際評価尺度)評価小委員会が開催され、前回の評価小委員会で評価されたトラブル以降に発生したもので、10月31日までに経済産業省所管の原子力施設で発生したトラブルについて評価が実施された。評価対象になったトラブルは、7月6日に東京電力(株)福島第二原子力発電所3号機で起こったシュラウド(炉心の外側にある円筒形のステンレス製構造物)下部のひび割れと9月25日に起こった東北電力(株)女川原子力発電所2号機での再循環ポンプ軸封部のシール機能低下の2件。
これらのトラブルについては、国際原子力事象評価尺度に基づき評価が行われたが、結果は2件ともレベル0−(安全に影響を与えない事象)となった。【原子力安全・保安院】