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環境ニュース[国内]

女川原発1号機の原子炉を手動停止 冷却系ポンプ流量不足で

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.05.23 【情報源】原子力安全・保安院/2007.05.22 発表

 調整運転中の東北電力(株)女川原発1号機(沸騰水型:定格電気出力52万4,000キロワット)で平成19年5月22日に、高圧注水系(注1)ポンプ出口の水流量が必要量に達しないトラブルが発生し、東北電力は女川1号機の原子炉を手動停止し、分解点検を実施することにした。
 女川原発では17年8月16日に発生した「8・16宮城地震」の影響により1、2、3号機が自動停止。1号機についてはその後、18年1月18日から、地震による設備への影響調査を含む第17回定期検査が実施されていたため、19年5月12日に1年9か月ぶりに原子炉が再起動したばかりだった(注2)。
 なお今回のトラブルによる一般環境への放射性物質の影響はないという。【原子力安全・保安院】

(注1)非常用炉心冷却系の一部で、冷却材喪失事故時などに原子炉に給水するための設備。
(注2)8・16宮城地震時の一部の観測データに、女川原発設計時に想定した以上の揺れがあったことを示す内容が示されていたことから、女川原発各号機については保安院の要請により、耐震安全性の詳細評価も実施されている。1号機については、18年9月に保安院によって耐震安全性詳細評価の妥当性が確認ずみ。1号機より先に耐震安全性詳細評価が行われた2、3号機についてはそれぞれ、18年1月、3月に運転が再開されている。

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