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環境ニュース[国内]

自然・文化遺産保護の重要性を宣言に盛り込む 第14回世界観光機関総会の結果

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2001.10.29 【情報源】国土交通省/2001.10.25 発表

 2001年9月23日から10月1日まで、第14回世界観光機関(WTO)総会がソウルと大阪で開催された。今回の総会は、WTO史上初めて日本と韓国という2か国の共催により開催された。
 今回の総会では、日本と韓国のイニシアティブにより、米国でのテロ攻撃を強く非難し、観光関係者が講ずる安全確保対策に対しての支援を表明する「米国におけるテロ攻撃に関する決議」が採択されたほか、9月30日と10月1日には、大阪で21世紀最初の総会を記念して「ミレニアム観光サミット」が開催された。
 このサミットでは、(1)観光マーケットの動向、(2)自然・文化遺産の継承、(3)観光と情報技術革命−−の3テーマを中心として討議を行い、その成果が「大阪ミレニアム宣言」として、世界に発信されたが、うち自然・文化遺産の継承については、(1)観光開発は旅行者の満足のみならず、自然・文化遺産の保護、地元の考えを十分に考慮して進めるべきこと、(2)伝統芸能や風俗習慣、無形遺産の保護にも有形遺産と同様の配慮が必要であるとの文言が盛り込まれた。
 また、2002年の世界観光機関総会はコスタリカで、「エコツーリズム:持続的発展のための鍵」をテーマに、2003年の総会はアルジェリアで、「観光:貧困との戦い・雇用の創出・社会調和の推進力」をテーマに開催することも決定した。【国土交通省】

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