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環境ニュース[国内]

福島第二4号機の原子炉自動停止 静電気によるモニタ誤動作が原因

エネルギー 原子力】 【掲載日】2007.05.02 【情報源】原子力安全・保安院/2007.04.27 発表

 東京電力(株)は平成19年4月27日、福島第二原発4号機(沸騰水型:定格電気出力110万キロワット)で19年2月に原子炉が自動停止した件についての原因と対策を示した報告書を、原子力安全・保安院に提出した。
 福島第二原発4号機では、19年2月18日に主蒸気配管の放射能が通常より高くなっているという警報が発信されたことに伴い、原子炉が自動停止していた。
 報告によると、主蒸気配管の放射線モニタの指示値には異常が見られず、警報は誤報であることが確認された。
 誤報発生の原因は静電気。放射線モニタの前面パネルに空調機器から流れ出た風があたったことにより、大量の静電気が前面パネルに蓄積。これが放電してモニタの回路に誤動作を引き起こしたという。
 再発防止策としては、(1)警報を発した放射線モニタや他の放射線モニタの前面パネルカバーの留め金塗装を剥がし、前面パネルへの静電気蓄積を防止すること、(2)警報を発した放射線モニタや他の放射線モニタの制御盤について、接地(アース)線を太くするなどの接地強化対策を行うこと−−が示されている。
 なお報告を受けた原子力安全・保安院は、この原因や対策を妥当であるとしている。【原子力安全・保安院】

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