日本の全世帯が実行すれば温室効果ガス２．８％削減　家庭でできる１０の地球温暖化対策公表

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.10.24 【情報源】環境省／2001.10.18 発表

　環境省では「家庭でできる地球温暖化対策」の一覧を発表した。
　この一覧では「冷房の温度を１℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する」「毎日５分間のアイドリングストップを行う」などの１０の対策が紹介されており、それぞれの対策ごとに、年間の二酸化炭素削減量や節約によって得した金額がわかるようになっている。
　１０の対策のうち、最も削減効果が大きいのが「家族が同じ部屋で過ごし、暖房と照明の利用を２割減らす」こと。年間の二酸化炭素削減量は約２４０ｋｇ−ＣＯ２／年で、一世帯あたりの年間排出量の３．７％削減に相当する効果がある。
　なお、１０の対策すべてを行うと、一世帯あたりの年間排出量の１１．８％に相当する約７６６ｋｇ−ＣＯ２が削減でき、年間約４１，０００円の節約になる。
　また、日本の全世帯（４，６８１万世帯）が１０の対策すべてを実施した場合、日本の温室効果ガス排出量全体（１９９０年）の２．８％が削減できる計算だ。【環境省】