一般財団法人環境イノベーション情報機構
農林水産業関係施設の吹付けアスベスト対策状況を発表 19年1月末時点
【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2007.03.19 【情報源】農林水産省/2007.03.16 発表
農林水産省は、同省関係施設での吹付けアスベストなどに対する対策状況の最新情報をまとめ、19年3月16日付けで公表した。今回の調査は、18年9月1日から施行された改正労働安全衛生法施行令により、アスベストの規制対象が従来の含有率「1パーセント超」から「0.1パーセント超」に拡大されたことを受け、これまで調査対象になっていなかった含有率「0.1パーセント超で1パーセント以下」の吹き付けアスベストなどの使用状況を含め、対象施設に関する追跡調査を平成19年1月末時点で実施したもの。
19年1月末までに調査結果が報告された建築物12万3,954施設中、吹付けアスベストなどの使用が確認されたものは1,753施設で、うち封じ込めなどの飛散防止対策を完了していたものは590施設、飛散のおそれがのないものは284施設、飛散のおそれのあるものは47施設。
飛散のおそれがある47施設中9施設については、除去工事が18年度中に完了する予定で、残りの38施設についても、19年度中に除去工事の実施が予定されている。
また、アスベスト含有の有無を調査中の136施設については、アスベストの含有が確認され、かつ飛散のおそれのあることが判明した場合に、やはり19年度中に除去工事を行うよう指導を徹底するとしている。【農林水産省】