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環境ニュース[国内]

119〜126件めの京都メカニズム案件承認 CDM8件

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.03.07 【情報源】経済産業省/2007.03.06 発表

 経済産業省に申請されていたクリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクト8件が、平成19年3月2日までに「京都メカニズム推進・活用会議」に承認され、日本政府の正式なプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連省庁のいずれかに承認申請を提出し、関連省庁が共同で開催する「京都メカニズム推進・活用会議」で承認されることが必要。
 今回承認されたのは、住友商事(株)が申請した(1)インドネシアスマトラ島ランプン州でのタピオカ澱粉製造排水からのメタン回収・利用プロジェクト(年平均CO2排出削減量:CO2換算で28万トン)、三菱商事(株)が申請した(2)中国河北省遷安市の鉄鋼プラントでの廃圧回収システム設置による発電プロジェクト(同:14.5万トン)、中国電力(株)が申請した(3)ブラジル・ミナスジェライス州の砂糖工場でのバガスコジェネレーション設備の容量拡大プロジェクト(同:3万トン)、日本カーボンファイナンス(株)が申請した(4)インド・カルナタカ州での発電容量73.6MW規模の風力発電設置プロジェクト(同:17.7万トン)、(5)インド・カルナタカ州での発電容量30.4MW規模の風力発電設置プロジェクト(同:7.3万トン)、(6)インド・カルナタカ州での発電容量33MW規模の風力発電設置プロジェクト(同:7.9万トン)、(7)インド・ラジャスタン州での発電容量30.59MW規模の風力発電設置プロジェクト(同:5.5万トン)、(8)インド・ラジャスタン州での発電容量24.8MW規模の風力発電設置プロジェクト(同:4.4万トン)。
 日本としては119〜126件めの正式な京都メカニズム承認案件にあたる。【経済産業省】 

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