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環境ニュース[国内]

WTO非公式閣僚会合 「貿易と環境」の扱い、依然意見一致せず

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2001.10.18 【情報源】外務省/2001.10.18 発表

 2001年10月13・14日の両日、シンガポールの主催でWTO非公式閣僚会合が開催された。この会合には21か国・地域の閣僚とWTO事務局長が参加し、日本からは田中外務大臣、平沼経済産業大臣が出席した。
 今回の会合では、農業、環境、WTO協定の「実施」に関わる問題、投資、ダンピング防止措置など、新ラウンド交渉の立ち上げに向けた主要議題について、WTO一般理事会のハービンソン議長の作成した閣僚宣言案に基づき、閣僚間で意見交換が行われた。
 このうち、「貿易と環境」についてのハービンソン議長の宣言案は、基本的に「研究を継続すること」とされ、新ラウンドの交渉対象として明記されなかった。
 このため、「貿易と環境」の交渉なしに新ラウンドはあり得ないとする国と、環境を交渉することに警戒感を示し反対している国との間で調整が続いたが、今回も意見の一致は見られなかった。
 WTOでは発足当初から「環境と貿易に関する委員会」を設立し、環境と貿易の問題について新ラウンドの中でどう扱うべきか議論が行われているが、これまでも各国の意見がわかれる状態が続いていた。
 なお、世界経済の建て直しのために新ラウンドの立ち上げが重要であるとの認識のもと、11月に開催されるWTO第4回閣僚会議で新ラウンドを立ち上げるという気運が今回の会議全体を通じて更に高まった。【外務省】

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