一般財団法人環境イノベーション情報機構
18年度公害防止管理者国家試験の採点処理で再度誤り判明
【環境学習 環境関連資格】 【掲載日】2007.01.09 【情報源】環境省/2007.01.05 発表
平成18年10月1日に行われた18年度公害防止管理者国家試験で、合格者の採点処理に再び誤りがみつかったという報告が、国が指定した試験実施団体である(社)産業環境管理協会から、試験を所管する経済産業省・環境省に19年1月5日に寄せられた。公害防止管理者等国家試験は、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律(公害防止管理者法)」に基づき実施されている国家試験で、経済産業大臣と環境大臣の指定に基づき、産環管が試験実施に関する事務を担当。試験は毎年1回実施されている。
18年度の試験では、18年12月19日までに産環管の採点処理に誤りがあったことが判明。当初、5,008人と発表されていた合格者が12月中に5,132人に修正された。
今回新たに報告された誤りは、受験者の解答用紙のマークシートの読取りに関するもので、再修正後の合格者数は2人増え、5,134人になるという。
なお報告を受けた経済産業省と環境省は、たび重なる誤りの判明は「試験制度の実施の信頼性を損なうもの」として遺憾の意を表明。産環管に対し、職員を派遣して立入検査を実施するとともに、必要に応じ処分を検討するとした。今後は試験実施体制の強化に関する指導も行っていく方針。【環境省】