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環境ニュース[国内]

パンフ「米海軍の原子力艦の安全性」を外務省ウエッブサイトに掲載

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.11.22 【情報源】外務省/2006.11.21 発表

 横須賀の米海軍通常型空母キティホークが、2008年に原子力空母ジョージ・ワシントンと交替する予定であることを踏まえ、外務省は米海軍の原子力艦の安全性を説明するパンフレット「米海軍の原子力艦の安全性」を作成し、06年11月21日にその内容を同省ウエッブサイトにも掲載した。
 このパンフレットは「米海軍の原子力空母や原子力潜水艦はどういう船?」、「原子力艦の原子炉は安全で頑丈というのは本当?」、「核兵器を持ち込むの?」、「原子力空母で環境が汚染される?」、「原子炉の事故は一度も起こっていないって本当?」、
「万が一の備えは?」−−という6つの質問に回答する形でまとめられている。
 「米海軍の原子力空母や原子力潜水艦はどういう船?」では、現在原子力を推進力とする米軍の空母10隻、潜水艦72隻、調査船1隻が約50か国約150港で運行していることを紹介。また「原子力空母で環境が汚染される?」という質問に対しては(1)港に停泊中は原子炉を停止すること、(2)原子炉の修理や燃料交換が日本で行われることはないこと、(3)廃液や固形廃棄物が厳格に管理されていること、(4)放射線遮蔽が徹底していること−−をあげ「そのようなことはありません」という回答を示している。
また「万が一の備えは?」という質問については、(一)日本の寄港地の環境放射線調査結果をウエッブサイト「日本の環境放射能と放射線」で公表していること、(二)1964年以来の1250回以上の寄港について、人や環境に影響を与える異常値が検出されたことが一度もないこと、(三)災害対策基本法に基づく防災基本計画で、原子力潜による災害発生に備えた国や自治体の業務を規定していること、(五)横須賀市と米軍の間で災害時の相互支援協定が協議されることになったこと−−が紹介され、政府が米国、関係自治体と連携して取組みを進めているとの説明が施されている。【外務省】

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