一般財団法人環境イノベーション情報機構
第18回IPCC総会開催
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.10.02 【情報源】環境省/2001.10.01 発表
第18回「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」総会が、2001年9月24日から29日まで英国・ロンドン市で開催された。今回の総会では、IPCC統合報告書の政策決定者向け要約の審議・採択や統合報告書本体の受諾が行われた。このIPCC統合報告書は、IPCCの第15回総会で承認された9つの「政策に関連した科学的質問」に対して、これまでのIPCC報告書をもとに回答することを目的として、作成されたものである。
また、作業部会の構成として現行の構成(第1作業部会(科学的根拠)、第2作業部会(影響、適応、脆弱性)、第3作業部会(緩和対策)及びインベントリータスクフォース(排出目録作業部会))を継続させることが決定したほか、「土地利用、土地利用変化及び林業に関するグッドプラクティスガイダンス(優れた取組み方法の手引き)」と「気候変動と生物多様性に関する技術ペーパー」の2つの特別報告書の内容や作業スケジュールが決定するなど、今後のIPCCの活動に関する方針が決定された。
なおIPCCの今後の予定としては、2002年2〜3月にスイス・ジュネーブ市でIPCC第19回総会を開催し、IPCCの新たなビューローの選出や第4次評価報告書、各種特別報告書等の作成に向けての体制の構築を行う。【環境省】