遺伝子組換え食品２品目の安全性についての意見募集の結果公表

【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2001.10.01 【情報源】厚生労働省／2001.10.01 発表

　遺伝子組換えジャガイモ「ニューリーフ・プラス」と組換えナタネの「ラウンドアップ・レディーカノーラＲＴ２００」の２食品について、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会食品衛生バイオテクノロジー部会が、「人の健康を損なうおそれが認められない」との部会報告を出したことを受け、同省では、平成１３年８月１０日から９月１０日まで、この報告についての意見募集を行なっていたが、このほど期間中寄せられた意見・要望についてとりまとめた結果を公表した。
　公表された内容によれば、今回、一般から寄せられた意見は６４件だったが、内容的には「今後作付けされる見込みのない作物をなぜ承認するのか」など６つの意見に集約できた。またこれに対し同省は、「米国・カナダでのニューリーフ・プラス作付け面積は減少傾向にあるが、今後しばらくの間は原材料や加工食品として市場で流通する見込みであるため、審査を行った」など、それぞれの意見についての省としての見解を示している。
　なお２食品については、これらの意見を参考にした上で、最終的に、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会が「人の健康をそこなうおそれがあると認められない」との決議を平成１３年９月１３日付けで行っている。【厚生労働省】