「繊維製品リサイクル懇談会」報告書を公表

　経済産業省製造産業局繊維課では、繊維製品分野での３Ｒ（廃棄物削減、再利用、リサイクル）を推進するために、平成１３年２月に製造産業局長の私的勉強会として「繊維製品リサイクル懇談会」を設置、生産・流通・リサイクル関連事業者や消費者団体関係者と意見交換を行ってきたが、このほど懇談会としての報告書をとりまとめた。
衣料品の廃棄量だけでも、現在、一般廃棄物中の２％にあたる年間１００万トンの排出があるが、素材の複合度の高さや製品の多様性・ファッション性などが要因となり、再利用やリサイクルがされているのは繊維製品全体で１０％に満たない。これらの問題点を踏まえ、この報告書では、繊維業界、消費者、国が取り組むべき事項を明らかにし、おのおのが自主的に取り組みを進めていくことが必要であるとの内容が盛り込まれている。【経済産業省】