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環境ニュース[国内]

愛媛県伊方町・プルサーマルシンポジウムでのアンケート結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.06.21 【情報源】原子力安全・保安院/2006.06.20 発表

 資源エネルギー庁と原子力安全・保安院は、愛媛県伊方町で開催された「プルサーマルシンポジウム」の参加者587名に対して行った、プルサーマルについてのアンケート結果をまとめ、2006年6月20日に公表した。
 プルサーマルは、プルトニウムとサーマルリアクター(軽水炉)の2つの言葉を合わせた造語で、使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウラン燃料を混ぜたMOX燃料を軽水炉で利用することを指す。 
 シンポジウムは四国電力伊方3号機で、プルサーマルの実施が計画されていることを踏まえ、06年6月4日に開催されたもの。
プルサーマルの必要性について」と題するパネルディスカッションと、野口・経産省大臣官房参事官、佐藤・保安院原子力発電安全審査課長によるプルサーマルについての説明が実施された。
 アンケートの回答数は439名で、回答率は74.8%。回答者の居住地は伊方発電所のある玄海町が約55%、その近隣の八幡浜市が約35%。
 またシンポジウムの全体的な感想は「まあまあ良かった」の44.6%が最多で、「とても良かった」の18.9%とあわせ、「良かった」と答えた人が約64%に達した。
 「プルサーマルの必要性」については、「理解できた(27.6%)」と回答した人と「だいたい理解できた(36.2%)」と回答した人があわせて約64%おり、「プルサーマルの安全性」についても、「理解できた(22.6%)」と回答した人と「だいたい理解できた(33.7%)」と回答した人をあわせ約56%いた。
 全体的な感想についての評価理由では「推進派・慎重派両者の意見が聞けた」、「メリット・デメリットが少しわかった」、「安全性の理解が深まった」と答えた人がいた一方で、「国の一方的説明の場になっている」、「専門語が多くわかりにくい」と答えた人もいた。【資源エネルギー庁,原子力安全・保安院】

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