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環境ニュース[国内]

「ハロン破壊処理ガイドライン」を作成

地球環境 オゾン層】 【掲載日】2006.05.30 【情報源】環境省/2006.05.26 発表

 環境省はオゾン層破壊物質の1つ、ハロンの「破壊処理ガイドライン」を2006年5月26日までにまとめた。
 ハロンオゾン層破壊物質として平成6年以降生産が全廃している物質。消火剤としての代替製品はないことから、必要不可欠用途として回収品の再利用が認められており、日本では関係業界により構成されるハロンバンク推進協議会がその管理や回収・リサイクル活動に取り組んでいる。
今回のガイドラインは、今後ハロン回収量の増加とともに、再利用されず余ってしまうハロンの増加も見込まれるとして、不要となったハロンを適切に破壊処理するために必要な技術的事項を取りまとめたもの。
 内容は、「破壊処理技術の現状と要件」、「破壊処理の要件(処理遂行・装置外部への排出がないことの確認要件)」、「主な破壊処理技術とその運転管理条件等」から構成されており、具体的な破壊処理技術として取り上げられている技術は、(1)ロータリーキルン炉(円筒回転炉)を利用した廃棄物混焼法方式、(2)セメント製造設備のロータリーキルンを利用したセメント・石灰焼成炉混入法方式、ハロンを含むフルオロカーボン類を破壊処理するために開発された(3)炉内分解型液中燃焼法方式、(4)熱蒸気反応法方式−−の4つ。
 なおガイドライン全文は環境省ホームページからダウンロードが可能。また冊子版は地方公共団体、フロン類破壊業者ハロン消火設備関係業界団体に配布される見込み。【環境省】

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