六ヶ所村に文部科学省原子力防災専門官事務室設置へ

【エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.04.11 【情報源】文部科学省／2006.04.10 発表

　文部科学省は、「六ヶ所オフサイトセンター」を設置している青森県六ヶ所村の「原子力防災研究プラザ」内に、同省の原子力防災専門官が駐在する「文部科学省原子力防災専門官事務室」を設置し、その開所式を平成１８年４月１４日に開催することにした。
　文部科学省は１８年３月３０日に、青森県の「六ヶ所オフサイトセンター」を、「六ヶ所保障措置分析所（オンサイトラボ）」で原子力事故などの緊急事態が発生した際の応急対策実施拠点として指定するとともに、オンサイトラボの原子力防災を担当する原子力防災専門官を任命していた。
　オンサイトラボは六ヶ所再処理施設が、他の原子力施設と比べ多量のプルトニウムを２４時間体制で取り扱う予定であることに対応し、再処理施設から収去したウランやプルトニウムのサンプルを迅速に分析し、申告どおりに施設の運転が行われていることを確認するために、同施設分析建屋内に設置される施設。
　文部科学省が設置し（財）核物質管理センターが運営することになっており、「原子力災害対策特別措置法」に定める原子力事業所にも該当する。
　オフサイトセンターは、原子力災害対策特別措置法に基づき主務大臣があらかじめ、原子力事業所ごとに指定を行うことになっている。【文部科学省】