一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成14年度のODA予算の概算要求内容を公表
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.09.04 【情報源】外務省/2001.09.03 発表
外務省では、平成14年度のODA予算の概算要求内容を公表した。公表内容によれば、平成14年度は(1)アジア・世界との共生(224億円)、(2)「地球市民」としての途上国支援(282億円)、(3)日本社会の国際化・活性化(129億円)、(4)実施体制の抜本的強化(61億円)−−の4分野を重点項目としている。
このうち、(2)「地球市民」としての途上国支援としては、「地球規模の問題への対応」分野で、環境問題についての無償資金協力予算50億円が含まれている。また(3)日本社会の国際化・活性化としては、NGO支援の無償資金協力予算の新設分20億円、シニア海外ボランテ
ィア派遣の59億円(13億円増額)などが要求されている。
ただし財政難の折から、ODAについては政府全体で10%削減を行うことが閣議了解されているため、援助が有効に使われていない国への資金供与停止、一部国際機関に対する拠出の大幅削減など予算の整理・合理化も検討され、全体としては平成13年度に比べ9%減の約5,064億円の要求となっている。【外務省】