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環境ニュース[国内]

大飯1号機を「軽微な不適合」と評価  第2回定期安全管理審査結果

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.03.17 【情報源】原子力安全・保安院/2006.03.17 発表

 原子力安全・保安院は平成18年3月17日、関西電力(株)大飯発電所1号機について、独立行政法人原子力安全基盤機構から報告された第2回めの定期安全管理審査結果に対する保安院としての評定結果をまとめ公表した。
 原子力発電所での定期安全管理審査は、14年8月に発覚した東京電力の一連の不正問題を契機に改正された「電気事業法」により、不正再発防止策として15年10月から新たに導入された制度。
 原発設置事業者が実施した定期事業者検査の実施組織、検査方法、工程管理、検査にかかわる教育訓練など−−の品質保証・保守管理に関するルール300項目以上への適合性について、独立行政法人原子力安全基盤機構が抜き打ち的手法も使って審査。審査結果を国が「A(不適合事項がなく、品質マネジメントシステムが機能)」、「B(軽微な不適合があるが品質マネジメントシステムは機能)」、「C(重大な不適合ありで品質マネジメントシステム機能していない)」3段階で評定を行うとしている。
 今回の大飯1号機の総合評価は「B」と評定された。
 関西電力に対しては、5人が死亡した美浜3号機二次系配管破損事故の発生を踏まえて、通常の審査に加え、(1)点検リストの統一的管理システムの整備状況、(2)配管肉厚管理の適切性、(3)協力事業者の責任分担を含めた再発防止策実施状況−−の3点を厳格に審査しているが、今回の定期安全管理審査ではこの3点に関する重大な不適合がなかったほか、通常審査で改善が必要と判断された3件についても是正処置実施が確認されたため、「大飯発電所の安全管理体制改善が一定の効果をあげてきている」と評価されたもの。【原子力安全・保安院】

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