一般財団法人環境イノベーション情報機構
農用地土壌と農作物中のダイオキシン類濃度調査の結果を公表
【健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2001.08.31 【情報源】環境省/2001.08.31 発表
環境省と農林水産省は、平成12年度に実施した農用地土壌と農作物中のダイオキシン類濃度の実態調査の結果を取りまとめた。この調査は全国188地点を選定し、原則として農用地土壌とそこで栽培されている農作物を組み合わせてダイオキシン類濃度を調査した。また農作物については、同一地区でもう1つ調査地点を確保し、同種作物の検体を採取した。
調査の結果、農用地土壌のダイオキシン類濃度は、平成10・11年度の実態調査の値とも同程度の0.028〜200pg−TEQの範囲で検出され、188地点すべてについて環境基準値(1グラムあたり1,000pg−TEQ)や調査指標値(1グラムあたり250pg−TEQ)を下回っていた。
更に、農作物376検体中のダイオキシン類濃度は、0〜0.47pg−TEQ/g−wetの範囲で検出され、こちらも平成10・11年度の実態調査と同程度の値にとどまった。【環境省 農林水産省】