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環境ニュース[国内]

福島第一6号機制御棒9体にひび 保安院が沸騰水型原発所有事業者に制御棒点検を指示

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.01.20 【情報源】原子力安全・保安院/2006.01.19 発表

 定期事業者検査を行っていた東京電力(株)福島第一原発6号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)で平成18年1月18日までに、17体あるハフニウム板型制御棒(注1)のうち9体にひびがあることが確認された。
 東電が翌19日に原子力安全・保安院に報告した内容によると、全17体のハフニウム板型制御棒のうち、9体に複数のひびがみつかり、うち1体には欠損部を含む破損も確認されていたという。
 安全上重要な機器である制御棒に関するトラブルであるため、報告を受けた保安院はただちに、東電に対して、(1)ひび・破損の発生原因、(2)ひび・破損が確認された制御棒の製造・運転記録、(3)同制御棒の健全性評価結果、安全性評価結果−−を報告するよう指示するとともに、沸騰水型原発を所有する全事業者に対しても、ハフニウム板型制御棒の健全性を点検するよう指示した。

(注1)ハフニウムは原子番号72の元素。チタン族元素の一つで熱中性子の吸収断面積が大きいため、原子炉の制御棒の材料に利用されている。制御棒は炉心内で生成される中性子数を調整し、原子炉出力を制御する棒また板状物質。【原子力安全・保安院】

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