一般財団法人環境イノベーション情報機構
猛暑で貨物輸送、バス・タクシーの利用増える
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.08.15 【情報源】国土交通省/2001.08.15 発表
国土交通省は平成13年7月までの猛暑が輸送にどのような影響を与えたかについて、鉄道、トラック、航空、タンカーなど関係交通業界の主要事業者からヒアリングを行いとりまとめた。気象庁発表では、7月は多くの地域で平均気温が2〜3度以上平年を上回る猛暑となり、東京など20地点で7月の月平均気温の最高値を更新している。
今回の国土交通省のとりまとめは、各事業者の感触をまとめたもので、一部を除き具体的な統計数値に基づくものではないが、鉄道貨物では飲料、酒類の輸送、国内航空貨物では生鮮野菜輸送、トラックでは飲料、酒類、夏物家電などの輸送、内航タンカーで重油の輸送がそれぞれ増加したとの回答があり、貨物流通量が増加したことが窺えた。
一方、鉄道旅客分野では、暑すぎると予約した旅行以外の移動を控える傾向があるためか、あまり影響がなかった。ただし、大都市部のバス・タクシーは近距離客が冷房を求め利用が増加した。【国土交通省】