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環境ニュース[国内]

美浜3号機、技術基準適合性に関し再立入検査実施へ

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.12.05 【情報源】原子力安全・保安院/2005.12.02 発表

 美浜発電所3号機の配管取替工事の適切性と、配管の構造などの技術基準適合性に関する再評価結果が平成17年12月1日付けで原子力安全・保安院に報告された。
 美浜3号機では、2次系配管破損事故に伴う「技術基準適合命令(注1)」への対応状況を保安院が立入検査した結果、検査箇所448ポイント中17ポイントについて、関電の肉厚測定値と保安院側の肉厚測定値に大きな食い違いがみられたため、保安院が関西電力に測定内容の再評価を行うよう指示していた。
 関電の再評価内容は、(1)測定ポイントを示すマーキングが不揃いだったことにより保安院側と関電の測定ポイントがわずかにずれ、その部分の配管内面に傾斜があったことから測定値に食い違いが出た、(2)保安院側の測定機器と関電の測定機器の探触子の直径に差があり、両者の測定ポイントに食い違いが出た−−というもの。
 報告を受けた保安院はこの再評価結果を妥当と判定。17年12月5日に再評価結果の確認のため、再度立入検査を行う方針を決定。12月2日にそのむね公表した。

(注1)3号機に対する「技術基準適合命令」は、16年9月に経産大臣が関電取締役社長に対し文書で命じた内容で、「3号機蒸気タービン附属設備のうち、第4低圧給水ヒータ出口弁から脱気器までの主復水管に係る電気工作物について、その材料・構造が電気事業法39条の技術基準に適合するよう修理などを行い、同基準に適合していることを国が確認するまでの間、該当箇所の使用を一時停止する」よう求めていた。【原子力安全・保安院】

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