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環境ニュース[国内]

本州南方海域の冬期表層水温、17年間で約1度上昇

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.08.13 【情報源】海上保安庁/2001.08.10 発表

 海上保安庁では、同庁が実施している調査の中で、西太平洋上の北緯20〜30度の中緯度海域で表層水温が、年に0.06度の割合で上昇し、1984年から2001年までの17年間で約1度上昇している事が判明したと発表した。 
 同庁では1984年以来、国連ユネスコの政府間海洋学委員会(IOC)が実施している西太平洋海域共同調査(WESTPAC調査)に協力しており、この調査の一環として、毎年2月に水路部所属の測量船により、東経144度線に沿って、南緯1度〜北緯34度までの海流・海水温の観測を実施してきた。
 今回の発表はこれまでの調査結果をまとめた結果判明したもの。
 なお、北太平洋亜熱帯域の海洋変動について研究を行っている東北大学の花輪公雄教授は、この結果について、1980年代後半から東アジアが暖冬傾向となり、シベリアからの冬季季節風が弱まったため、海洋から大気への熱放出が少なくなっていることが原因ではないかと推定している。【海上保安庁】

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