一般財団法人環境イノベーション情報機構
(有)遠藤青汁大阪研究所の聴聞を中止 有機農産物・認定製造業者の認定失効で
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2005.10.04 【情報源】農林水産省/2005.10.03 発表
有限会社遠藤青汁大阪研究所(本社:大阪府堺市、認定工場:三重県名張市)が平成17年9月27日付けで、有機農産物加工食品の製造事業廃止を届け出、同社の有機農産物加工食品認定製造業者としての認定が失効したため、17年10月5日に予定されていた同社認定取消しに関する聴聞が中止されることになった。遠藤青汁は、有機農産物加工食品のJAS規格で使用が認められていない食品添加物である高度さらし粉などを、有機農産物の洗浄に使用しないとする申告を登録認定機関に行い、認定製造業者の認定を受けていたにもかかわらず、高度さらし粉、コハク酸、コハク酸一ナトリウム、コハク酸二ナトリウム、硫酸ナトリウムなど、有機JAS規格違反の添加物で洗った有機農産物を冷凍清涼飲料水の原料に使用。この冷凍清涼飲料水に不正に有機JASマークを付して販売していた。
このため、農林水産省は遠藤青汁の認定取消しを行うことが妥当であるとして、17年10月5日に行政手続法にもとづく聴聞を実施することを決め、17年9月26日付け官報にも公示していた。【農林水産省】