一般財団法人環境イノベーション情報機構
産業廃棄物焼却施設排ガス中のダイオキシン類濃度 約8割が新基準に適合
【ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2001.07.31 【情報源】環境省/2001.07.30 発表
環境省では、平成11年12月1日から平成12年11月30日までの産業廃棄物焼却施設での排ガス中のダイオキシン類濃度の測定結果を公表した。今回の調査結果では、全国の産業廃棄物焼却施設からのダイオキシン類総排出量は年間555グラム、平成11年度の690グラムに比べ減少している。
また、排ガス中ダイオキシン類濃度について測定結果が得られた3,577炉のうち、「新設炉で1立方メートルあたり0.1〜5ナノグラム」「既設炉で1立方メートルあたり80ナノグラム」という現行基準値を超えた施設は6施設あったが、いずれも施設を廃止するか、基準以下となるよう改善措置を講じている。
なお、平成14年12月から適用される新しいダイオキシン排出基準値「既設炉で1立方メートルあたり1〜10ナノグラム」に適合している既設焼却炉の数は、適合状況について報告のあった既設炉3,402炉の約8割にあたる2,775炉であったが、同時に適用される新しい構造基準に適合している既設炉は、回答のあった1,815炉の16%にあたる283炉にとどまった。【環境省】