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環境ニュース[国内]

浜岡原発1・2号機共用排気筒接続部のひび 風による振動が原因

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.06.09 【情報源】原子力安全・保安院/2005.06.08 発表

 平成16年12月に定期検査中の中部電力(株)浜岡原発1・2号機共用排気筒とダクト(風導管)の接続部にひびがみつかった件で、中電は原因究明と対策に関する報告書をまとめ、平成17年6月8日に原子力安全・保安院に提出。保安院ではこの報告内容を妥当であるとした。
 排気筒は原子炉施設内の空気を大気中に放出する円筒状の排気設備で高さは約100メートル。
 報告はひび割れの原因を、風による排気筒の振動がたび重なって発生した金属疲労割れと推定。ひびがみつかった部分は排気筒内側に補強板が溶接されているため、振動による力が集中しやすい形となっていた。
 またこれに対する再発防止策としては、別の位置に風による振動を抑える対策を施した排気筒を建て替えるとした。
 建て替え工事は現在実施中の定期検査期間内に完了予定だが、完了までの応急措置としては、ひび割れ部の溶接補修、排気筒内側の補強板溶接部の形状変更を実施するほか、風向・風速の監視による疲労評価、定期的な超音波探傷試験にも取組む。
 なお浜岡原子力発電所の他の排気筒については外観点検と疲労評価の結果、問題のないことが確認されているという。【原子力安全・保安院】

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