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環境ニュース[国内]

17件目のCDM案件承認 ブラジル製紙工場でのバイオマス発電事業

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2005.04.21 【情報源】経済産業省/2005.04.21 発表

 昭和シェル石油(株)が経済産業省に申請していたクリーン開発メカニズム(CDM)のプロジェクト「イラニ バイオマス発電プロジェクト」が2005年4月1日付けで「京都メカニズム活用連絡会」に承認され、日本政府の正式なCDMプロジェクトとなった。
 CDMは各国の削減目標達成のための市場原理を活用した国際的な仕組み「京都メカニズム」の1つで、先進国と途上国が共同で温室効果ガス排出削減プロジェクトを実施し、達成された温室効果ガス削減分の一部(認証排出削減量)を先進国が自国の削減量として充当することを認める制度。
 日本政府の正式なプロジェクトとなるためには温暖化対策関連6省庁のいずれかに承認申請を提出し、6省庁が共同で開催する「京都メカニズム活用連絡会」で承認されることが必要。今回の案件は日本としては17件めの正式CDM案件にあたり、経済産業省がプロジェクトの支援を行うことになっている。
 なお案件の具体的内容は、ブラジルのセルロース・イラニ社の製紙工場に9.43メガワットのバイオマス発電機を新設し、地元電力会社から購入していた化石依存度が高い電力をこのバイオマス発電による電力に切り替えるもの。年間約18万トンのCO2の削減が見込まれている。【経済産業省】

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