英国研究・イノベーション機構、スマートで持続可能なプラスチック包装チャレンジの成果を発表

【ごみ･リサイクル その他(ごみ･リサイクル)】 【掲載日】2025.04.21 【情報源】イギリス／2025.04.02 発表

英国研究・イノベーション機構（UKRI）は、「スマートで持続可能なプラスチック包装チャレンジ」（SSPP）が2025年3月末に成功裡に終了したと発表した。
SSPPは、使い捨てプラスチック包装の削減、リユースとリフィルの支援、リサイクル促進、プラスチック汚染の削減を目的とする革新的プロジェクトに助成するもので、2019年に開始された。

助成対象のうち、たとえばMura Technology社の先進的リサイクル施設では、これまでリサイクルが困難であった多層フィルムや食品包装用の軟質プラスチックなどを処理後炭化水素に変換し、プラスチックに再生する。

UKRI傘下の研究資金助成機関イノベートUKを通じた助成額はこれまで6,000万ポンド、プロジェクト総数は80件であった。
政府助成金は民間資金を呼び込み、プロジェクトの投資総額は2億7,400万ポンドとなる見込みである。
プロジェクト実施によるCO2削減量は2025〜2030年に150万トンと予測される。

【英国研究・イノベーション機構】