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環境ニュース[海外]

イギリス、イングランドで職場のリサイクルごみ分別が義務に

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2025.04.16 【情報源】イギリス/2025.03.31 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、イングランドにおいて職場から出るごみの分別を義務づける新たな規則が施行されたことを報告した。

2025年3月31日より、職員10人以上の職場(注1)では、リサイクルできるごみ(プラスチック、金属、ガラス、紙類)、生ごみ、リサイクルできない一般ごみ、を分別しなければならない。
これは、政府が計画しているリサイクル簡素化の一環である。一貫性のあるより効率的な回収を可能にするものであり、循環型経済を目指す政府の取組に欠かせないという。

今後、リサイクル簡素化に基づくさらなる措置が予定されており(注2)、家庭や職場を問わず同じ種類のリサイクルごみがイングランド全土で回収されることになる。

同省によれば、このリサイクル簡素化と包装材に対する拡大生産者責任制度、飲料容器のデポジット・リターン制度(DRS)を合わせると、金額にして推計118億ポンドの温室効果ガス(GHG)排出削減効果があり、2035年までに自治体ごみの65%をリサイクルするという目標達成にも大きく貢献する。

(注1)事業所のほか、大学や学校、病院、老人ホーム、介護施設が含まれる。
(注2)2026年3月までに:家庭から出る主なリサイクルごみの回収、家庭の生ごみの週次収集(開始時期の遅い自治体もある)
2027年3月までに:職場や家庭から出るプラスチックフィルムの道路脇回収、職員10人未満の職場からの主なリサイクルごみの回収

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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