一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ環境・気候変動省、2035年までに新規販売の全軽量車をゼロエミッション車とする規制案を最終決定
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2024.01.10 【情報源】カナダ/2023.12.19 発表
カナダ環境・気候変動省は、2035年までに国内で販売される新車の乗用車、スポーツ用多目的車(SUV)及びピックアップトラックの全てを、走行時に排出ガスが出ないゼロエミッション車(ZEV)とすることなどをメーカー及び輸入業者に義務付ける規制案を最終決定した。ZEVの定義はバッテリー電気自動車(BEV)、燃料電池車(FCV)及びプラグインハイブリッド車(PHEV)となっている。
まずは2026年までに新車販売台数に占めるこれらの軽量ZEVの比率を20%以上とすることを求め、毎年この比率を引き上げていくという(2030年は60%、2032年は83%)。
同省によれば、国内の乗用車市場ではZEVへの急速なシフトがみられ、2023年第3四半期の新車登録台数に占める軽量ZEVの比率は前年同期比40%増の13.3%(新車の8台に1台)であった。
2035年までに新規販売される軽量車が全てZEVとなることで、2050年までに3億6,000万トン以上の温室効果ガス(GHG)の排出削減が見込めるという。
【カナダ環境・気候変動省】