一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、EU企業による温室効果ガス排出削減を促進する制度への参加を受付
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2023.05.25 【情報源】EU/2023.05.08 発表
欧州委員会は、EU域内の企業に温室効果ガス(GHG)の排出削減を約束してもらう「気候とエネルギーに関する企業誓約(CCCE)」制度について、企業の登録受付を開始した。同制度は、欧州委員会が欧州グリーンディールで目指しているクリーンエネルギーへの移行や省エネ、気候目標の達成において、企業からの貢献度を高めてもらうよう促すこと及び制度側から企業への支援を提供することが目的であり、2022年10月に立ち上げられた。事業規模や分野に関係なく域内の全企業を対象としているが、特に域内企業の99%を占める中小企業を支援することで、気候中立やエネルギー自給の実現に大きく近づける狙いがあるという。誓約の内容に応じて4段階の区分があり、企業側はGHG排出削減の取組を増やすにつれて上の段階に行くことができる(銅→銀→金)。段階を上がるためには進捗状況と成果の報告が必要で、成果が確認されれば各段階の認定印を受けられる。4段階のどこでも、ガイダンス資料や専門家によるセミナーなどの支援が用意されている。
【欧州委員会】