一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候リスク・早期警報システムイニシアティブ、2021年度年次報告書を公表
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2022.06.15 【情報源】国際機関/2022.05.25 発表
気候リスク・早期警報システムイニシアティブ(CREWS)は2021年度年次報告書を発表した。同年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックとその社会経済的影響が影を落とした1年だったにも関わらず、最も脆弱な国々の一部で、早期警報サービスの強化、異常気象や気候変動の影響への回復力構築が進展したという。CREWSは最も脆弱な国々の人命や生活、資産の保護を支援する気候行動プログラムで、世界気象機関(WMO)、世界銀行等が実施。CREWSの国家投資や地域事業の恩恵を受けている19ヶ国が脆弱国や紛争国である。報告書はアフガニスタン、ハイチ、チャド等の事例を紹介、また、脆弱国・紛争国で成果を出すべくCREWS参加国がどう解決策を改善・模索しているか概要を述べている。
2021年にCREWSの資金は17%増加した。しかし、長期的な目標とニーズに対処するため資源動員の取組を強化する必要があり、2025年までに1億700万ドルを追加支援するという目標達成に向け、9500万ドルの資金調達が優先事項だという。
【世界気象機関】