一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、州のヘイズ対策計画を支援するガイダンス文書を公表
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2019.09.09 【情報源】アメリカ/2019.08.20 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、地域ヘイズ(煙霧)規則のもと、各州のヘイズ対策計画を支援するガイダンス文書を公表した。この規則は、地域的なヘイズ問題に対処することを目的にEPAが1999年に定めたものである。同規則の地域ヘイズ・プログラムでは、連邦政府と州が協力し、国立公園や自然保護区のヘイズを削減して視界不良を改善することが求められている。2021年7月31日は、各州が同プログラムの第2期実施計画をEPAに提出する期限となっており、EPAは計画策定に伴う州の負担を軽減すべく各種のツールやガイダンス文書を提供している。この一環となる今回のガイダンス文書には、計画策定の手順や、州に付与された裁量や柔軟性などの説明が盛り込まれた。EPAのウィーラー長官は、「データによれば、各州の努力によって全国的に視界不良は大幅に改善されている。2000〜2015年の間に国立公園や自然保護区では視距離が20〜30マイル改善された。第1期で得られた教訓を生かし、第2期では州への支援を強化していく」と述べている。【アメリカ環境保護庁】