ドイツ　自治体や設計事務所向けの騒音ガイドラインを策定

　ドイツ連邦環境庁は、自治体や設計事務所向けの騒音ガイドラインを策定し、公表した。ドイツでは、約6000万人の人々が2つ以上の騒音に悩まされているという調査結果が出ている。改善策を開発するためには総合的な騒音評価の策定が必要であり、現政権の連立協定やEU環境騒音指令において、これらの評価手法の策定が求められてきた。今回公表された騒音ガイドラインは連邦環境庁の研究プロジェクトの成果であり、ドイツ技術者協会（VDI）のガイドライン（VDI 3722-2）に基づく計算モデルの開発や健康保護、騒音保護対策のための資金調達モデルの開発、既存の法律への総合騒音評価の統合、総合的なコンセプトにおける品質確保について重点的に検討された。今後、継続プロジェクトとして、実行コンセプトの開発やシミュレーションが実施される予定である。【ドイツ連邦環境庁】