一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 欧州環境庁が2013年サウンドスケープ賞実施を公表
【大気環境 騒音/振動】 【掲載日】2013.05.08 【情報源】EU/2013.04.24 発表
欧州環境庁は、「2013年サウンドスケープ賞」の実施を公表した。望まれていない音、または有害な音として定義されている環境騒音は、人々をイライラさせるだけでなく、睡眠妨害や高血圧といった健康問題を引き起こす要因となっている。「音」は、多くの人間活動と関連しているが、交通がヨーロッパ全域において最大の要因となっており、人々が木々の間で鳥や風の音を聞くことできる静かな環境・自然空間が、心身の健康に良い効果を持つことが証拠として挙げられている。欧州環境庁とオランダ及び英国の騒音軽減協会は、健康的なサウンドスケープの重要性への関心を高め、騒音抑制やサウンドスケープ管理におけるヨーロッパ域内の取り組みを賞賛することを目的に、国際騒音啓発デーである4月24日に、騒音問題の創造的な解決策を提供するプロジェクトやキャンペーンなどに対し、サウンドスケープ賞への応募の呼びかけを開始した。2013年11月5日に表彰プロジェクトが発表される。昨年は、ベルリン市内の公園で実施した石や植物で作られた防音壁の構築などによる健康的なサウンドスケープを実現したベルリン工科大学のプロジェクトが選ばれた。【欧州環境庁】