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環境ニュース[海外]

水俣条約第6回締約国会議、2034年までの歯科用アマルガムの段階的禁止などを決定

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2025.11.26 【情報源】国連/2025.11.07 発表

国連環境計画UNEP)は、2025年11月3〜7日にジュネーブで開催された水俣条約第6回締約国会議(COP6)の閉会を報告した。

22件の決定が採択された。主な内容は次の通りである。
・2034年までの歯科用アマルガムの段階的な禁止
・美白化粧品の水銀使用の廃止取組の強化
水銀暴露削減のための支援、代替生計手段の提供など零細及び小規模な金の採掘(ASGM)に対する取組の強化
・能力構築と技術支援・移転の強化。地球環境ファシリティ第9次増資(GEF-9、2026-2030年)と関連させるなどそのための資金メカニズムを整備
・先住民・地域社会・女性・青年の参加促進
水銀保管と使用の特定に関する指針の改正
・締約国等に水銀化合物の供給・使用・取引に関する情報の提供を求め、専門家グループを設置して技術的議論を促進
・国レベルの生物多様性戦略へのASGM汚染削減取組の編入など条約と昆明・モントリオール生物多様性世界枠組の協働
・透明性とデータ利用の向上、AI利用や情報交換の促進
・条約の初の効果測定への準備作業の開始

国連環境計画

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